令和3年4月30日(金)のタブレット端末活用校種別研修は、合同会社MAZDA Incredible Lab代表 松田孝氏を講師にお招きし、小中学校166校のICT担当者にご教授いただきました。
(5/19約100校と合わせ、全小中学校対象に悉皆実施)
講義「GIGAの山を登る-Society5.0の社会をしなやかに生きるために-」では、児童・生徒が生きていく社会に必要な資質・能力を育てる教育について、ICTの活用に着目しながら説明されました。
特に、フィジカル(身体的、物理的)な空間だけをターゲットにしていたこれまでの教育に加え、社会の形成者としてサイバー空間も生きる力の育成もすべきと強調されました。
また、東京都小金井市立前原小学校の校長時代に実践されていた「朝ノート」の取り組みなどからICTを日常的に使用することの意義やその効果についても述べられました。ICTによってコミュニケーションの円滑化が図られ、親和型の学級集団の形成にも効果があるなどICT活用の新たな一面を見せていただきました。

写真:講義の配信画面

 後半では受講者から事前聴取した疑問や課題に自身の実践を踏まえた具体的な助言をしていただきました。GoogleClassroomを用いた演習では、受講生が各校のタブレット端末を用いて、割り振られた模擬クラスへ写真をアップロードする活動を行いました。実機の操作が伴うことでより理解が深まり、受講生にとって実り多き研修となりました。

写真:GoogleClassroomの画面