令和3年5月12日(水)、13日(木)に埼玉県立狭山工業高等学校 主幹教諭 高井潤氏を講師に招き、県立学校のICT担当者(全日制・定時制・特別支援学校・高志中学校)40名に御教授いただきました。

写真:講義の配信画面

 講義ではICT機器を授業に取り入れる際に、使うことありきにならないためのポイントについての解説がありました。
また、評価とICTとの相性の良さを生かしての形成的評価への活用についても言及されました。
タブレット端末を活用した学習活動が生徒にどのような変化をもたらしたのか、実例を挙げて紹介され、単なる事例の紹介に留まらない示唆に富んだ講義となりました。

写真:講義の資料を表示した配信画面

 13日の特別支援学校対象の研修では、講義中に実機を用いて参加者同士が意見を共有する時間が設けられました。
後半は、Google クラスルームを利用した知識構成型ジグソー法についてのレクチャーがあり、学校現場で活用しやすい形で教材の提示がありました。
タブレット端末の活用というと操作方法や、有用なアプリケーション、サービスについての情報収集という面にとらわれがちですが、今回の研修はICT機器を授業にどのように溶け込ませていくかを考えるきっかけとなりました。