令和5年7月24日にC002小中学校国語科書写研修講座を開催しました。

「書写で身につける知識・技能とは~手書き文字文化とICTを利活用した授業づくり~」を主題とし、山梨大学大学院 清水文博 准教授に御講義いただきました。

前半の講義では、学習指導要領の内容を踏まえ、国語科としての書写の位置づけや育成する資質・能力についての説明がありました。また、文字文化の視点から「字形・字体に関する指針」について書写指導と漢字指導の違いや手書きによる書きぶりの違いなどを学びました。

後半の演習では、大筆を中心とした実技をとおして、児童・生徒に指導する際のポイントを御指導いただきました。特に、運筆や字形について、「筆圧」「穂先の方向」などを言葉で説明できるようになることの重要性や、日常生活に活かすために課題の設定に気を配ることなどを学びました。

受講者からは、「実技があることで、児童の立場で書写を考えることができました。環境を整えることの重要性を改めて感じました。」「私が知っていた漢字の書き方は一例に過ぎないことが分かりました。実技もあり大変有意義な時間を過ごすことができました。」などの声が聞かれました。