令和2年9月9日(水)教材や指導案を持ち寄り、教科ごとに分かれて生徒と教師役を交互に役割を入れかえての模擬授業を行いました。
今回の研修は、4月から8月にかけて集合型研修が中止となったために、今年度初の集合型研修となりました。
研究所担当者から、福井県教員育成指標に基づき教員として福井県が求める採用時の姿についてや授業づくりの考え方、子どもを見る視点などの説明を行った後、授業実践研究に移りました。
小学校、中学校、高校の校種・教科ごとに2~5名のグループを組み、それぞれに担当指導主事等がつき、研修生は順番に模擬授業を行いました。

写真:集合型研修の様子

 緊張感のある授業や自然と笑みが出る授業など、それぞれに熱心な取り組みがみられ、先生役だけでなく生徒役からの活発な意見交流も見られました。
また、一人一人に対し担当する指導主事等から授業のポイントだけでなく、教師としての姿を先輩教員として伝えてもらいました。

写真:意見交流の様子

 特別支援学校と小中学校の特別支援学級担当の研修生は、6~8名のグループとなり、日頃の授業の中で工夫している取り組みや悩みなどについて、じっくりと協議を行いました。

写真:グループ協議の様子

 今回の研修では「様々な先生方の指導法やツールの活用の実例を体験でき、大変学びの多い研修でした。」「違う現場の先生方と模擬授業をして、指示の出し方や説明の丁寧さが勉強になった。」「自分だけの視点では気付かない気付きがあり、今後に生かしていきたいです。」など、普段では経験できない体験をすることで得られたことが多かったようです。
学校での実践で生かしていける経験を多く積むことができました。
この後、10月には道徳教育、教育相談の基礎的な理論と方法などの研修を行います。