令和5年8月10日に、C501小学校・中学校技術家庭科(家庭分野)・高等学校家庭科研修講座を開催しました。

鳴門教育大学大学院 坂本 有芳教授をお迎えし、「デジタル社会に対応した消費者教育~小中高の接続を意識した家庭科の授業づくり~」を主題として、御講義いただきました。

前半の講義では、消費生活の急速なデジタル化やそれに伴う様々な影響とトラブル若年化の実態、デジタル社会に対応した消費者教育の必要性、学校教育においては「考える力」や「自分で決める力」を育成することが求められていることなどを学びました。また、すぐにでも活用したい多くの消費者教育教材を御紹介いただきました。そして後半の演習では、小中高の校種ごとにグループで授業づくりに取り組みました。その後、校種ごとの授業案を発表し合い、小中高の接続の視点が明確になったことで、体系的な消費者教育の理解につながり、有意義な研修となりました。

受講者からは、「小学校だけの視点や考え方だけでなく、他の校種の視点や考え方の授業づくりについて触れることができてよかったです。」「具体的な演習を踏まえての研修だったため非常に参考になりました。ぜひこの研修内容を授業実践に活かしたいと思います。」「授業づくりのためには、自分自身が時代に合った正しい知識をもつことが大切だと思いました。」などの声が聞かれました。