令和5年7月3日にC221 高等学校数学科研修講座を開催しました。

金沢工業大学基礎教育部の佐伯昭彦教授を講師としてお迎えし、「1人1台端末を活用した、日常生活の場面を通して数学的に考える資質・能力を育む授業づくり~数学的モデリングの手法に学ぶ~」を主題として御講義いただきました。

前半の講義では、学習指導要領で取り上げられている問題発見・解決における学習過程のイメージ図を用いて、現実の世界の部分を含む過程に焦点をあて、学習過程における生徒の数学的活動を活性化させる教材の開発方法について丁寧に御説明いただきました。後半の演習では、具体的な問題を、数学的モデリングの手法を用いて作り替える演習を行いました。また1人1台端末を用いた数学的モデリングの実践事例についても御紹介いただきました。

受講者からは、「授業を実施する際の新たな視点が得られて大変有意義でした。」「グループでの授業づくりが良い経験になりました。今後の授業に活かしていきたいです。」「前半の講義がとても参考になり、後半の演習の時間があっという間でした。育むべき資質・能力を明確にして、様々な視点で教材を分析して作り替えるチャレンジをどんどんしていこうと思いました。」などの声が聞かれました。