令和3年8月2日にC401 小学校音楽科研修講座を開催し、横浜市私立桐蔭学園小学校 岩井智宏教諭に御講義いただきました。
前半の講義・演習では、実際に拍をとったり肩をたたいたりしながらの「遊び」から「学び」へのつなぎを通して、上手だった人ではなく、考える人、そのプロセスの大切さを学びました。
後半の講義・演習では、小学校音楽科の教材を使って実践的に学びながら、その実践を学習指導要領で確認するという流れで、学習指導要領に書いてあるからするのではなく、「子どもが音楽を楽しんでほしい」「子どもがもっと音楽を好きになってくれたらうれしい」という教師側の想いが最重要だということを教えていただきました。
また、オンラインでの研修となりましたが、3人グループで歌いながら画面上で手を合わせたり、岩井教諭の歌声と自分の声のハーモニーを楽しんだりと、笑顔あふれる中での学びの研修講座となりました。写真:講義・演習の様子

 受講者からは、「ねらいにつながるような音楽遊びが大切だと思いました。これまでも、リズム打ちなどしてきたが、『こうしなさい』といったような結果を求めてしまっていたので、関係性の質を高められるよう実践していきたいです。」「難しい学習指導要領を、体験を通して楽しく学ぶことができました。岩井先生が、いつも子どもたちとどのように学んでいっているのかがとてもよくわかりました。今日教えていただいた内容を、自分のやり方・自分の受け持ちクラスに落とし込んで学んでいきたいなと思っています。」などの声が聞かれました。

写真:実践的な演習の様子