令和3年7月26日の教科別研修は、福井大学教育学部の坂本太郎准教授に、中学校美術科・高等学校芸術科美術の学校教育における学びについての講義やタブレットを利用した演習をしていただきました。

写真:講義の様子

前半の講義では、学校で培われる造形表現の可能性について、平面や立体だけでなく空間芸術や時間芸術があることなどに触れ、多方面からのアプローチがあることを教えていただきました。
後半は、主にタブレットを使ったアニメーション制作の実習でした。線で描いたり、色を塗ったりするのが苦手な生徒でも達成感を味わうことができるような授業設定や評価のポイントにも焦点を当てながら進めていただきました。実際に写真をコマ撮りしながらそれをつなぎ合わせてアニメーションを完成させ、お互いに鑑賞することもできました。

写真:アニメーション鑑賞の様子

 受講者からは、「時代に合った内容でありがたい講習でした。」「アニメーションは生徒の興味関心が強いので、いつかしようと思っていた単元ですが、機器操作に難しさを感じていました。今回の講義で簡単にできることが分かったので取り入れようと思います。」などの声が聞かれました。

写真:実習の様子