令和3年8月2日にC621 高等学校英語科研修講座を、福井県立藤島高等学校 三仙真也教諭をお招きし、ハイブリッド型で開催しました。
前半の講義では、「『英語ディベート』を通じてどのような英語力が養われるか」・「論理・表現の授業を通じてどのような生徒を育てたいのか」という問いかけから始まり、講師のこれまでの取組や今後の取組を中心に、教科横断的視点や多角的な視点を取り入れること、多様な教材を活用することの利点や重要性を説明いただきました。また、授業のメソッドや適切な評価のあり方として、高校3年間の授業計画を立てること、ディベートの評価規準を明示することの重要性と、評価の例として、教員によるディベート評価の他、生徒相互による評価やディベート活動をライティングで評価する方法について説明いただきました。
後半の演習では、パーラメンタリーディベートについての説明後、受講者はグループに分かれて演習しました。当日与えられた「モーション」に対し、それぞれの立場で熱心にディベートに取り組みました。

 受講者からは、「ディベートの実践形式の研修を受けて、生徒目線でディベートについて考える機会になりました。今後授業でも取り入れていきたいです。」「初めて英語ディベートを体験しました。言いたいことが言えない悔しさも含めて、生徒に指導していく材料にしたいと思います。大変勉強になりました。ありがとうございました。」などの声が聞かれました。