令和3年8月3日にC531 中学校技術・家庭科(技術分野)・高等学校産業教育とものづくり研修講座を開催しました。
午前の研修は、(株)steAm 代表取締役 中島さち子氏の「未来の学びを模索する~STEAMの学びがめざす未来社会と人~」と題してオンラインで講義いただきました。STEAM教育はもともとSTEM教育と称されオバマ政権下において提唱されSTEM教育にArtの要素が加えられ、現在のSTEAM教育が新たな教育手法として広がったこと、これからの日本の高等学校の学びとして「自分なりの問いを生み出せるか。それに対しての試行錯誤がどれだけできたか、知ったことをどう生かせたか。」が大切であるとお話しいただき、STEAM教育が目指す多様な学びの重要性を説明いただきました。

写真:オンライン講義の様子

 午後の研修は、福井大学 総合情報基盤センターの吉川雄也氏による「Python言語」のプログラミング入門研修でした。プログラミング教育の進め方や今なぜPython言語なのかを講義いただきました。Python言語の演習では、多くの興味を惹かれる演習例題を通じて、Python言語の概要・特徴を分かりやすく説明いただきました。また吉川氏が実務で作ったプログラムの実演もあり、Python言語の有用性を実感することができました。

写真:プログラミング入門研修の様子

 受講者からは、「STEAM教育については、学校現場でみんなが意識すべきだと思う。たくさんのSTEAM教育の実例があって、興味深かった。学校で活用できそうな内容が多くありました。」「Pythonは思ったより分かりやすく、使いやすい言語だと理解しました。今、流行である理由がわかりました。プログラミングの面白さに触れることができました。」などの声が聞かれました。