令和3年8月16日、仁愛大学 西出和彦教授を講師に、C301 小学校理科研修講座を開催しました。
前半の講義では、問題解決の過程を重視した授業づくりについて、理科の教科書を用いて授業を展開するためのポイントや、理科の見方・考え方をどう働かせるのか、思考させるために対話をどう取り入れるのかなど、具体的な事例を提示しながら御指導いただきました。それらを取り入れながらも、児童に思考力を身に付けさせるためには、自分の言葉で結論をまとめることを繰り返して行うことが大切ということを教えていただきました。
後半では、「振り返りを充実させ、問題を科学的に解決する授業づくり」について、グループ演習を行いました。授業事例を基に、科学的に解決する手立てについて意見交換を行い、「導入を工夫する」「実験器具を与えて、児童たちがそれらを組み立てる」などと受講者は考えを深めることができました。

写真:小学校理科研修講座の様子 写真:小学校理科研修講座で使用した機器

 受講者からは、「振り返り、科学的な問題解決学習が漠然としか理解できてなかったので、これを機に、これからの授業改善に努めていきたい。」「先生方とのブレイクアウトセッションで、さまざまなことを学ぶことができた。」などの声が聞かれました。