令和3年8月25日、C321 高等学校理科(生物)研修講座を開催しました。高崎健康福祉大学 片山 豪教授から新学習指導要領を踏まえた、科学的な見方・考え方を育てる授業の方法や、探究活動に適した教材を授業で位置づけていく方法について、具体的な事例を示しながら御指導いただきました。
前半は、DNAに関する実験を行いました。教科書に載っているDNA抽出実験を探究に繋げるにはどうしたら良いか考え、その後、バナナとブロッコリーのDNAに蛍光試薬を混ぜ発色の違いを比較する実験を行いました。次に、「科学的なものの見方・考え方を育てる理科の授業とするために」を御講義いただき、新学習指導要領の捉え方や、探究を取り入れた授業のやり方について学びました。
後半は、「科学的解決能力を育てる授業Ⅱ」を御講義いただき、今までの実験は、どうしたら探究につながるかを考え、グループ討議を行いました。「血液の浸透圧を利用した探究活動」など、様々な探究を取り入れた授業のアイデアが発表されました。

写真:研修の様子 写真:血液の浸透圧を利用した探究活動

 受講者からは、「講座内容が分かりやすく、学校で活用できそうな内容でした。」「探究活動を取り入れた授業について理解できました。これからも探究活動のできる教材を考えていきたいです。」などの声が聞かれました。