令和2年10月29日(木)、教育総合研究所、勝山市教育会館、越前町生涯学習センター、南条文化会館、若狭湾エネルギー研究センター、嶺南教育事務所の6拠点をzoomでつなぎ、初任者研修が行われました。
今年度、初任者全員が一同に会する初めての研修です。
「所長講話」では、牧野行治所長より「生きることに責任をもつ生き方こそ、心の成長につながる」「指導に当たっては、子ども達一人一人の学びに寄り添い、認め励ます授業づくりに常にチャレンジしてほしい」と初任者にメッセージが送られました。
最後に、かつての県教育長の言葉を紹介し、教員としてのあるべき姿を示しました。

写真:講義の様子

「児童・生徒理解」では義務教育課川上指導主事より、児童・生徒にとって学校が安心感・充実感を得られる活動の場であるために大切なことについて講義がありました。
「教職員のメンタルヘルス」では、教育相談センター 坪川主任より、悩んでいることが自分でコントロールできるものか、そうでないかを冷静に判断することで悩みや不安を軽減する手法などについて学びました。
「ICTを活用した授業づくり」では、遠隔にて東京学芸大学准教授の高橋純氏にご教授いただきました。
ICTの活用事例の紹介だけでなく、「デジタルを授業にいかにとけこませるか」「『情報を共有』するレベルから『活動を共有』するレベルへ変化させるべき」「決め方から決める、考え方から考えるクセは、生涯にわたって能動的に学び続けるための大きなポイント」といった、これからの時代を見据えた授業設計の考え方について学ぶことができました。
最後に、各会場にてグループ協議が行われ、本日の講義内容全般に関する情報交換がなされました。
「これまでの自分の実践について見直すよい機会になった」「教員がチームとなって子どもたちの命を守り、支援していくことが必要不可欠だと学んだ」「ICTを活用していくためには、教員も普段から活用していくことが必要と感じた」といった意見が出ていました。
その他、「初任者同士顔を合わせて情報交換できてよかった」「(6拠点における研修は)比較的移動の負担が少なくてよい」といった意見もありました。