令和2年7月13日(月)から31日(金)まで、遠隔授業・研修システム(Teams)を使ってのグループ協議を行いました。
今回の研修は、4月の集合型研修が中止となったために、代替として計画したものです。
研究所担当者から、福井県教員育成指標に基づき中堅教諭としてステージ2に該当することや、校内での役割の変化、グループ協議の意義などの説明を行った後、協議に移りました。
小学校、中学校、高校、特別支援学校の教諭・養護教諭・栄養教諭が、4~5名のグループとなり、協議を行いました。

写真:意見交流の様子

 テーマは「3つの種 ~自分の歩みを振り返ろう」と「憧れの先輩インタビュー」の2つです。集合して顔を合わせての研修でなくても、画面を通して熱心に協議が進められました。
一つ目のテーマ「3つの種 ~自分の歩みを振り返ろう」では、教職に就いてから現在まで、自分のターニングポイントとなったこと3つについて、それぞれが発表しました。
ターニングポイントとして、「〇年生を担任したこと」「部活動の顧問となったこと」「研究授業での経験」などを挙げている先生がたくさんおられました。
二つ目の「憧れの先輩インタビュー」では、同じ学校内や以前に一緒に勤務した方で、『教員としての生き方に憧れる』『人間的魅力がすごい』と思う先生にインタビューし、考えたことを発表し合いました。
学年主任や同じ教科の先輩にインタビューしたという先生が多く、中には自分のお父さんが教員なので、改めて話を聞いてみたという方もおられました。
先輩から学んだこととして多かったのは、「先を見通す力を持つこと」「児童・生徒を中心にして教育活動を進めること」「学校が一つのチームとして動くことが大切であること」などです。
遠隔システムを使ってグループ協議を行うことが初めてだという受講者がほとんどでしたが、発表資料も画面上で共有し、活発な意見交流が見られました。

写真:グループ協議の様子

 この後、8月にも3日間、9グループの先生方の協議を行います。
グループ協議を経て得た視点を今後の実践に生かし、1・2月に行われるクロスセッションにつなげます。