令和2年8月3日(月)、マネジメント研修「カリキュラムマネジメント」を実施しました。
前回の研修(6月『学校組織マネジメント』)に引き続き、福井大学連合教職大学院 教授 淵本 幸嗣先生を講師にお迎えしました。
「コロナ禍の中、いかにして働き方改革を意識し、人材を育成し、質の高い教育を展開するか」と題し、学校改革のためのカリキュラムマネジメントの視点等についての講義とグループ協議を行いました。

写真:講義の様子

 講義のポイントとして、下記のような点が挙げられます。
〇組織マネジメントとカリキュラムマネジメントは一体のものである
〇実践に対する短いスパンでの評価と、中・長期的な評価をするとともに、学校の評価は誰の目線でするものなのかを考える
〇未来志向の学校改革となっているかを意識する5年または10年先の未来を生きる子ども達につけるべき力は何かを意識することや働き方改革を考えつつ、業務の質の向上を図る
〇チーム学校として、管理職、教諭、養護教諭、事務職、校務員、地域の人材、関係機関など様々な職種の目線を取り入れる
〇実践を点から線へとつなぐ
〇実践は1年で終わったり完成したりするものではないので、よりよい方法を何年もかけて実践と省察を繰り返す
この研修では、研究所にて受講する方法と学校や自宅からZoomで受講する方法を同時に取り入れ、受講者がどちらかの形態を選択できるハイブリッド型研修としました。
研究所としても初めての試みです。グループ協議の際、研究所で受講されている方は1グループ3人で机を合わせて、Zoomで受講されている方は画面上で3~4人のグループとなって、熱心な協議が進められました。

写真:グループ協議の様子

 この研修の後、受講者はカリキュラムマネジメントについての各自の実践プランを作成し、9月からの実践を進めていきます。11月末から12月には受講者の学校と研究所とを遠隔授業・研修システム(Teams)でつなぎ、管理職・受講者・福井大学教職大学院教授等・研究所員とが、それぞれの受講者の校内での実践について協議を行います。