令和5年8月7日にC021 高等学校国語科研修講座を開催しました。

都留文科大学文学部国文学科の野中 潤教授をお迎えし、「1人1台端末を用いて『書くこと』『読むこと』を育む授業づくり」を主題とした研修を行いました。

前半は野中教授の辿ったICTを使った教育の歴史を紹介いただき、その後、GoogleアプリであるYouTube、Googleフォーム、Googleスプレッドシート、Googleスライドを用いた「書くこと」の演習を行いました。また、Googleドキュメントを用いた「読むこと」の実践についても紹介いただきました。後半は各自のICT実践を班ごとにGoogleジャムボードにまとめ、ワールドカフェ形式(グループ協議をした後、1名をホストとして残し、残りのメンバーは各グループを巡って意見交換を行うというもの)で意見交換を行いました。最後にChatGPTをはじめとする生成系AIの有用性と問題点についても御講義いただきました。

受講生からは「とても楽しい講座で、時間がもう少しあると良かったと感じました。生徒もですが、教員もどんどん使わなければ上達しないので、それこそこれまで黒板やノートを使っていた感覚でICT機器を活用できるようにならなければならないと感じました。」「大変勉強になりました。とりわけChatGPTについては、様々な事情で今は難しくとも、ゆくゆくは学校や自己研鑽の場で自由に触り、対話的な学びの糸口としていきたいと思います。」などの声が聞かれました。