令和4年8月19日、C301 小学校理科研修講座を開催しました。

「理科の資質・能力を育成するICTの活用」を主題とし、国立教育政策研究所 有本 淳 教育課程調査官にご講義いただきました。

講義では、小学校理科の資質・能力を育成するためのポイントや、理科の特質に応じたICTの活用などについて、具体的な事例を提示しながらご説明いただきました。ICTの活用においては、理科のどの力を身に付けさせたいのかを具体的にイメージすることが大切であると教えていただきました。

演習では、「理科の資質・能力を効果的に育成するための手立てとしてのICT活用」について、グループで検討しました。第5学年「流れる水のはたらき」の単元計画について意見交換を行い、「実験の様子を動画で撮影する」「ウェブ地図を活用して、実際の川の上流から下流にかけて川の様子の変化を観察する」など、ICTを活用し、理科の資質・能力を効果的に育成することについて考えを深めることができました。

受講者からは、「講義で学んだことや、グループで実際の授業について情報共有したことを、これからの授業改善に生かしていきたいと思います。」「理科の授業における実験の重要性の再確認ができました。」「理科の授業の中でICTを活用していく意義が分かりました。」などの声が聞かれました。