「初めて学習する硬筆・毛筆の支援とICTの活用」を主題とし、信州大学学術研究院教育学系 小林比出代教授に御講義いただきました。

前半の講義では、学習指導要領のポイントや、文字文化の視点から書写で身につけさせる学力に関して丁寧に御説明いただきました。また、毛筆指導を単なる修練の場としてではなく、日常生活に生かすためのものにするため、硬筆指導と併せて授業計画を立てることの重要性に関して具体的な授業例の御紹介もいただきました。後半の演習では、筆記具の適切な持ち方、指の動かし方、水書用筆を使用した筆圧の確認に関して学びを深めることができました。

受講者からは、「書写が国語科としての基盤となることが分かりました。」「書画カメラを使用する際は、筆圧が分かるように配慮すると理解が深まることに気付きました。」「文字文化の視点に立った授業づくりを心がけたいです。」などの声が聞かれました。