令和4年8月4日にC431 小学校図画工作科研修講座を開催しました。

新渡戸文化学園プロジェクトデザイナー山内 佑輔氏をお迎えし「図工×iPad~“おもしろい!たのしい!”をみんなで創ろう!~」をテーマに、オンラインで御講義いただきました。

午前中の講義では、「iPad純正アプリであそぼう」と題して、cameraとkeynoteの2つのアプリケーションを使ってデジタルの面白さを味わいました。アプリの多様な機能を駆使することで、本来の目的とは違うツールに発展し、小学校低学年の教材としても成立することを学びました。まだまだアプリの可能性は無限大で、子どもたちが遊ぶことを通じて、自然とスキルを習得していくようになってほしいとの講師の言葉は、図工の造形遊びにも通じるものでした。

午後からは、「プログラミングアプリであそぼう!」と題し、教科書の教材としても扱われているプログラミングアプリのVISCUITを実際に体験し、デジタルアートの世界に浸りました。また講師お奨めのアプリケーション、Springinを紹介していただきました。グループで「iPadの授業アイディア」「妄想授業アイディア&プレゼンテーション」について話し合い、iPadに取り込んで全員で共有しました。最後に、「図工は学びの核になれる!教科横断の実践紹介」ということで、講師が実践したSTEAM教育に関する講義を聞いて終了しました。途中、大雨特別警報のアラームが鳴り響く大講義室をよそに、オンラインの向こうでは何事もなく研修が進んでいく様子に、担当者はハイブリッド研修の不思議さを感じました。

受講者からは、「実践をお聞きして、楽しみながら、子どもと一緒に図工の時間をつくっていきたいと思いました。多様なアプリ情報もたくさんいただいたので、学校内で伝えていきたいと思います。」「ICT活用に苦手意識がありましたが、まずはやってみる、遊んでみることが大事だと思いました。2学期になったら、子どもは上手に使いこなせると思うので、子どもに教えてもらいながら一緒にやってみようと思います。」「わかりやすく、面白く、楽しかったです。」などの声が聞かれました。