第3回データサイエンス学習会を開催しました。
令和7年1月31日(金)、第3回データサイエンス(以下、DS)学習会を開催し、県内の教職員など約40名に参加していただきました。
当研究所では、令和4年度からDS学習会を年間3回開催しており、今回の学習会は9回目となります。
講師は過去の学習会に引き続き、滋賀大学データサイエンス学部 准教授 伊達平和 氏に務めていただきました。
今回の学習会は金津高等学校を会場とし、公開授業、研究会、および座談会を行いました。
金津高等学校には令和4年度からDS学習会の協力校をお願いしており、総合的な探究の時間の授業で、DSの手法(よりよい問いの立て方、ねらいを明確にしたアンケート調査の作成方法など)を活用していただいています。
○公開授業
2年生の総合的な探究の時間の授業を公開していただきました。
生徒たちは4名程度のグループで活動しています。生徒たちはアンケート結果の分析や考察を行ったり、自ら立てた仮説が正しいか検証したりしていました。
○研究会
伊達准教授に、金津高校の取組や公開授業の様子を踏まえて、講義をしていただきました。
問題意識・調査テーマ・リサーチクエスチョン・仮説をブラッシュアップするための視点や、抽象的なアンケート項目を具体化する方法等を、生徒が行っている研究を例として説明していただきました。
○座談会
希望者を対象として、伊達准教授を囲む座談会を行いました。
公開授業や研究会の内容を踏まえて、探究学習におけるDSの活用可能性や、他校参加者の勤務校における探究学習の事例等、様々な話題について議論を深めました。
学習会の参加者からは、「生徒が楽しそうに取り組んでいる姿を見て、探究の時間にDSを活用する具体的なイメージがわきました。」「身近なことに課題意識を持ち、その解決に向かって探究を進めていく姿を引き出せるよう、学校に持ち帰って更に研究を重ねます。」などの感想をいただきました。

