令和4年8月23日にC101 小学校社会科研修講座を開催しました。

「社会科における『見方・考え方』を働かせたICT活用の授業づくり」を主題とし、国立教育政策研究所 小倉 勝登 教育課程調査官にご講義いただきました。

前半は、社会的な見方・考え方を働かせるためには、問いが大切であり、問いによって児童が学習への見通しをもち、主体的な学びを展開することができることをご説明いただきました。後半は、学習場面に合わせた効果的なICTの活用について、事例を紹介していただきました。ICTを活用する場合は、単元や本時の目標の実現のために効果的に用いられているか、ICTを活用する場面が絞られているか、場面において効果的な活用がイメージできているかということについて、授業者が意識することが必要であるとご説明いただきました。また、ICTを用いる場面、ワークシートやノートなどを用いる場面、併用する場面など、授業者が本時のねらいを達成するために必要な方法を選択することも大切だとご助言いただきました。

受講者からは、「児童が問いを把握し、問題解決への見通しをもつことで、主体的な学びにつながることが分かりました。」「ICTを活用する際は、本時の目標を達成するために有効であるかを意識することが大切だと分かりました。」などの声が聞かれました。