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発 足

昭和42年、科学技術庁が地方科学振興施策の一環として、地方科学技術振興費補助金制度を創設しました。この目的に沿って、小・中・高等学校の児童生徒、及び一般地域を対象にして、科学知識や技術を広め、あわせて科学思想の普及と振興を図るため、巡回指導が実施されることになりました。
 同事業は、昭和42年に科学技術庁の管理下で、富山・兵庫・鹿児島・佐賀・茨城県で実施されており、昭和44年度において、福井県・福島県・長野県に設置指定されました。
 福井県においては、地方科学技術振興費補助金交付規則(昭和42年科学技術庁告示第7号)に基づいて、昭和44年10月24日に交付申請を行い、昭和45年4月6日に報告を完了し発足しました。
 昭和45年、福井県は、へき地の子どもたちにも、社会の進歩に合う教育を均等に与え、一般校との学力差を解消したいと考え、人づくりの一環として、全国でも例のない徹底したへき地教育振興策を取り上げました。その中の一つとして、特に科学教育に力を入れ、へき地を巡回指導するサイエンスカーの購入がありました。2,000ccの小型マイクロバスが購入され、当時の中川県知事によりサイエンスカー「太陽」と命名されました。「動く科学教室」としてへき地の小・中学校を中心に巡回し、新時代の理科教育の振興に貢献しました。
 現在のサイエンスカー「太陽」は、平成18年に新しく購入されたものです。

あゆみ

昭和45年度〜46年度  発足当時の昭和45・46年度は、へき地の小・中学校を中心に、農漁村のPTA、青年、婦人等の各種団体までにも対象を広げ、展示や演示を中心に巡回指導を実施。巡回に当たって使用した付帯設備には、VTR・放送設備・映写設備などがありました。また、搭載機器としては、太陽電池・熱発電装置・電子レンジ・電子複写機・電子式卓上計算機などがありました。
昭和47年度  実習と演示及び視聴覚機器を中心とした学習の3つから学習内容を編成しました。学習内容については、いくつかの内容から、学校の希望に応じて編成しました。
昭和51年度  学習内容は、科学への正しい考え方を育て、興味・関心を高めることをねらいに、教科書内容と関連し、それを応用・発展するものを取り上げていました。また、児童生徒が個々に学習できる実験学習を多くしていました。
昭和53年度  小・中学校合わせて33校の学校を訪問。走行距離約3,000qに及びました。
昭和55年度  県費単独事業として、新型サイエンスカーを導入しました。
昭和58年度  初めに豆電球160個を埋め込んだ自作星座盤を使って、明るい星をポイントにおいた星座の探し方を行い、その後、夜の星の観察会が実施されました。
平成9年度  へき地等の学校にも視聴覚教材が十分に普及し、実物の観察などをより重視するため、学習内容を実験学習と演示学習の2つで構成しました。巡回対象校を、小学校は児童数60名以下、中学校は生徒数30名以下の学校とし、3年間のローテーションを組んで巡回校を選出し、その中から希望校を巡回することとしました。
 夏期休業中を除く5月から11月までを巡回期間とし、年間15校程度の学校を訪問しました。
平成18年度 今 まで使用してきたサイエンスカーの老朽化のため、普通免許で運転できるサイエンスカーを導入。所員自らの運転による巡回が可能となりました。年間12校を訪問しました。
2代目サイエンスカー
(昭和55年〜平成18年))
3代目サイエンスカー
(平成18年〜 )