越(こし)のルビーは、福井県が独自(どくじ)に開発した品種(ひんしゅ)で、40g前後の中玉トマトです。その名の通りルビーのような真っ赤な色とつやを持ち,頭の先がとがっているのが特長です。越のルビーの糖度(とうど)は7〜8度と大玉トマトの2〜3度高い上に、ビタミンCも約1.5倍も多く含(ふく)まれており,ほどよい酸味(さんみ)と甘味(あまみ)のバランスがとれたとてもおいしいトマトです。県内はもとより大阪や東京市場へも出荷(しゅっか)しています。

苗植え 苗植え(なえうえ)
県の農業試験場(のうぎょうしけんじょう)でバイオテクノロジーの技術(ぎじゅつ)を使って育てられた苗を,1本1本ていねいに植えていきます。
毎日の作業 水やり
毎日の水やりは,タンクからポンプで地中に埋めてあるビニル管(かん)に水を送って行います。肥料も液肥(えきひ)をビニル管を通して与えます。決まった時刻(じこく)に決まった量の水を送ることができ,人の手間も省(はぶ)けます。
わき芽かき
本体の茎(くき)から出る葉以外の別の茎を取り去ることをわき芽かきといいます。わき芽をかくことで,1本の太い丈夫(じょうぶ)な茎になるようにします。トマトは生長が早いので,毎日のようにわき芽をかかなければなりません。また,雨の日はわき芽をかいだあとの切り口がすぐに乾(かわ)かず,そこから菌(きん)が入って病気にかかることがあるので,晴れた日にしか行わないそうです。
特別な作業 支柱立て(しちゅうたて
トマトは生長(せいちょう)すると重くなり,自分の重みで折(お)れたり曲がったりすることがあるので,支(ささ)えをします。ビニルハウス上部から糸をつり下げ,クリップで糸に固定(こてい)します。
虫よけ
農薬(のうやく)を使わないように,防虫シートをつり下げます。黄色に虫が集まりやすい性質を利用し,黄色のシートに虫が集まる粘着(ねんちゃく)のりをスプレーし.害虫がつくようにします。
マルハナバチによる自然受粉(しぜんじゅふん)
マルハナバチをハウス内に放(はな)すと,マルハナバチは花粉を求めてトマトの花から花へハウスの中を飛び回ります。この時にめしべに花粉が付き、受粉します。マルハナバチを放すことで,トマトの実がたくさんつくようになります。
ホルモン剤(ざい)
マルハナバチは暑さには弱く、気温が高くなる夏は活動が鈍(にぶ)り受粉がうまく行われません。夏に植えて秋に収穫(しゅうかく)するトマトはホルモン剤をかけて,実をつきやすくします。
収穫 収穫
赤く熟(じゅく)したトマトを1つ1つていねいにもいでいきます。朝と夕方に作業(さぎょう)を行います。
出荷
選別(せんべつ)の準備(じゅんび)
いよいよ収穫したトマトをパックに詰(つ)めていきます。作業する場所のゴミやほこりをはらい,選別・パック詰め作業の準備をします。
選別
傷(きず)のあるもの,形の悪いもの,へたのとれているものを1個ずつ選別していきます。
パック詰め・箱詰め
選別したトマトを5個ずつパックに詰めていきます。パックはさらに箱の中に入れて出荷します。